​美容師教育の多様化が進む中、4年制大学で美容師の国家資格を取得できる学校は現在、大阪樟蔭女子大学学芸学部化粧ファッション学科(大阪府)と東亜大学芸術学部トータルビューティ学科(山口県)の2校が存在します。 しかし、近い将来、もう1校が加わる見込みです。​

2023年に開学したビューティ&ウェルネス専門職大学(神奈川県横浜市)は、2026年4月に新たな学科「ビューティサイエンス学科(仮称)」を設置する計画を発表しました。 この学科は、東日本初の「美容師免許の取得を目指せる4年制大学」として位置づけられています。 ​

同学科では、美容技術だけでなく、経営や商品企画・開発、科学的アプローチを通じた美容サービスの提供など、多岐にわたる分野を学ぶことができます。 これにより、美容と科学を融合させた次世代のプロフェッショナルの育成を目指しています。 卒業時には、美容師免許と大学卒業資格(ビューティ&ウェルネス学士(専門職))を同時に取得することが可能です。

学科の定員は40名(収容定員160名)とされており、少人数制でのきめ細やかな教育が期待されます。 また、約600時間にわたる実務実習や企業連携インターンシップを通じて、即戦力となる経験を積むことができます。

このように、ビューティ&ウェルネス専門職大学の新学科設置により、美容師を目指す学生にとって新たな選択肢が増えることとなります。