2024年の家計調査によると、理美容サービスの平均支払金額は以下の通りです:
- 理髪料: 2,794円(前年比 +3.5%)
- パーマネント代: 9,419円(前年比 +4.0%)
- カット代: 3,166円(前年比 +1.0%)
1. 支出の傾向
- 理髪料は近年上昇傾向にあるものの、2000年の平均支払い金額(3,128円)よりは低い。
- パーマネント代は大幅に上昇しているが、利用回数が減少しているため、全体の支出額は縮小。
- カット代は一時的に下がった後、最近は上昇し、四半世紀前の水準に戻っている。
2. 消費支出の前年比
- 理髪料: +0.4%
- パーマネント代: -1.7%
- カット代: +2.8%
- その他の理美容代: +5.4%
実質ベースでは消費支出が減少しているため、理髪料は微減、パーマネント代は減少、カット代は微増と推測される。
3. 利用回数の変化
- 理髪料: -3.0%
- パーマネント代: -5.5%
- カット代: +1.7%
2000年と比較すると、理髪料は-2.4%、パーマネント代は-23.0%、カット代は+9.5%の変化が見られる。
4. まとめ
- 理髪料は支払金額が持ち直しているが、利用回数が減少しており、消費支出はわずかに減少。
- パーマネント代は支払金額が増加しているが、利用回数の減少により消費支出は大きく縮小。
- カット代は支払金額が回復し、利用回数も増加しているため、消費支出は緩やかに拡大している。
- その他の理美容代(ヘアカラー、エステティック、ネイルなど)は拡大傾向にある。
この調査結果は、理美容業界の消費動向を理解する上で重要なデータを提供しています。