美容への関心層は3割強、女性・若年層ほど高い傾向
マイボイスコム株式会社が2025年6月に実施した「美容意識と行動」に関するインターネット調査(回答者数11,609名)によると、美容に「関心がある」「まあ関心がある」と答えた人は全体の3割強にのぼりました。性別・年代別に見ると、男性は2割弱、特に10~30代で3割強、女性は5割強が美容に関心を持っており、若年層ほどその傾向が強いことが分かりました。
美容に関して気になること(複数回答)は、「顔のしわ、たるみ、筋肉のゆるみ」「顔のくすみ、しみ、そばかす、毛穴」が各3割強でトップ。次いで「体重」「肌の乾燥」「体型・スタイル」が2割前後となっています。特に女性の10~30代では「顔の肌荒れ・肌トラブル」「顔のくすみ、しみ、そばかす、毛穴」などが上位を占め、男性の若年層では「肌の乾燥」「顔の肌荒れ・トラブル」「ヒゲや鼻毛、うぶ毛」などが目立ちました。年代や性別ごとに悩みの傾向が異なり、女性高年代層では「ヘアカラー」なども重視されています。
スキンケアや食生活、運動など男女で異なる実践内容
美容のために日常的に行っていること(複数回答)は、「軽い運動」「食生活」「スキンケア・肌の手入れ(顔)」「水分補給」などが20%台で上位となりました。女性は「スキンケア」「食生活」「紫外線・日焼け対策」が、男性は「軽い運動」「食生活」「水分補給」が多く、男性では「特にない」と回答した人も4割強と高めでした。
食生活で意識している点は「栄養バランス」「野菜を多くとる」が7割前後、「食べ過ぎない」「たんぱく質を意識してとる」も4割前後と高い水準に。女性は「旬の素材を食べる」「冷たいものをとりすぎない」など、より細やかな配慮が目立ちました。
美容のために意識して行動する理由(複数回答)は、「身だしなみを整える、清潔感」が52.4%、「若々しく見られたい」が29.8%、「若さを維持したい」「よい印象を与えたい」が各2割強。「きれいに見られたい」「自分に自信をつけたい」「気分をあげるため」は女性や若年層で特に高く、男性若年層では「かっこよく見られたい」も目立ちました。
利用アイテムの傾向と生活に根差した美容意識
普段美容のために使っているアイテム(複数回答)は、「歯ブラシ・歯磨き粉・歯間ブラシなど」が48.8%、「スキンケア用品」「洗顔料」が各4割強、「ヘアケア商品」が34.0%。「美容パック」「まつ毛美容液」「脱毛・除毛用品」は女性若年層、「ヘアカラー」は女性高年代層で利用率が高い傾向にあります。男性10~30代では「洗顔料」「スキンケア用品」が上位を占め、30代で特に高い利用率となっています。「制汗・デオドラント剤」は男女とも40~50代で高い傾向です。
調査では3,400件以上の自由記述も集まり、「スポーツやランニングで汗を流す」「女性用洗顔料の利用」「ホワイトニング歯磨き」「紫外線カットの服の着用」「シンプルなスキンケア」「筋膜リリース」など、多様な工夫や体験談が寄せられました。
美容にかける費用や直近1年の美容サービス利用実態など、より詳細なデータについては調査結果詳細ページで公開されています。
この調査から、美容意識や実践行動は性別・年代によって異なり、生活習慣や価値観の多様化が進む現代の美容観が浮き彫りとなりました。