株式会社リクルートが運営する「ホットペッパービューティーアカデミー」は、2025年8月21日、全国の15~49歳の女性を対象に行った美容サロンの利用実態調査の結果を発表しました。今回の調査は都道府県ごとに集計されており、「15~49歳女性の美容意識・実態調査2025」として公開されています。

ここではネイルサロンの利用率や利用回数について見ていきます。

【都道府県別・ネイル】15~49歳女性の美容意識・実態調査2025

ネイルサロン利用率ランキング:福井県が全国トップに

2025年の調査によると、15~49歳女性のネイルサロン利用率は全国平均で21.0%と、前年の23.9%からやや減少しました。しかし、都道府県別に見ると、福井県が32.4%で全国トップに輝き、前年の40位から大幅なランクアップを果たしました。次いで福島県(28.4%)、沖縄県(26.2%)が続き、地方都市での利用率の高さが目立ちます。一方、東京都は17.7%で全国平均を下回る結果となりました。以下は、2025年のネイルサロン利用率トップ10のランキングです。

ランク都道府県利用率(%)前年順位
1位福井県32.440位
2位福島県28.46位
3位沖縄県26.21位
4位秋田県25.615位
5位鹿児島県25.43位
6位宮崎県24.214位
7位三重県24.121位
8位山形県23.742位
9位宮城県23.428位
9位高知県23.426位

ネイルサロン利用率ランキング:都道府県別のトップ10

2025年の調査によると、全国の15~49歳女性のネイルサロン利用率は平均21.0%でした。都道府県別では、福井県が32.4%で1位となり、前年の40位から大幅に順位を上げました。続いて福島県が28.4%で2位、沖縄県が26.2%で3位となり、上位を占めています。特に福井県は利用率が全国平均を大きく上回り、ネイルサロンの人気が急上昇していることが分かります。一方で、山形県は4.3%で最下位となり、ネイルサロン利用率が低い地域も存在しています。

順位都道府県利用率(%)
1位福井県32.4
2位福島県28.4
3位沖縄県26.2
4位秋田県25.6
5位鹿児島県25.4
6位宮崎県24.2
7位三重県24.1
8位山形県23.7
9位宮城県23.4
9位高知県23.4

ネイルサロン利用意向と予約方法の傾向

ネイルサロンの利用意向については、「とても利用したい」「まあ利用したい」と回答した割合が全国平均で37.5%でした。特に沖縄県では利用意向が26.2%と高く、地域による差が見られます。また、予約方法では「ネット予約」が全体の70.9%を占め、スマートフォンや携帯電話を利用した予約が主流となっています。一方で、電話予約や店頭予約は減少傾向にあり、デジタル化が進んでいることが分かります。

予約方法割合(%)
ネット予約・計70.9
電話予約12.8
店頭予約17.3
予約していない27.7

利用時間と自宅ケアの実施率

ネイルサロン利用にかかる時間の全国平均は72分で、理想の利用時間は69分とされています。最も利用時間が長いのは沖縄県で98分、最短は宮城県で65分でした。また、自宅でのネイルケア実施率では、マニキュアを使ったセルフネイルが16.3%で最も高く、ジェルライトやネイルキットを使ったセルフネイルは9.6%でした。ネイルクリームやネイルオイルを使用したケアも12.8%と一定の人気がありますが、ネイルプリンターやネイルシールの利用率は低い傾向にあります。

自宅ケア方法実施率(%)
マニキュアを使ったセルフネイル16.3
ジェルライト・ジェルネイルキット9.6
ネイルクリーム・ネイルオイル12.8
ネイルプリンター3.4
ネイルシール6.1

この調査結果から、地域ごとのネイルサロン利用率や予約方法の変化、さらに自宅ケアの実施状況が明らかになりました。ネイルサロン業界はデジタル化が進む一方で、地域ごとの特性や利用者のニーズに応じたサービスが求められていることが分かります。